クロノ

「いまでも人を殺すことに躊躇はない。――ただ一人例外が出来ただけだ」

LL:12   age:17   sex:male   another name:漆黒の死神
元暗殺ギルド『スコーピオン』のメンバーにして、ギルド内トップとさえ言われた凄腕の暗殺者。
しかしマリア誘拐・監視の任務の最中に、マリアを殺そうとした同僚を手にかけ、そのままマリアと一緒に国外逃亡をする。
ヴィエラル軍や『スコーピオン』の連中に加え、軍から指名手配を受けたため、賞金稼ぎにまで命を狙われている。
冷静沈着で合理的な考え方をする。感情の起伏はそれほどないが、心を許すマリアの前では怒ったり呆れたりと割と年相応だったりも。
元々スラムの出身で天涯孤独。親の顔さえ覚えていないが、唯一二丁の拳銃だけが手元に残されていた。
スラムで生きていくために物心ついた頃から人を殺してきたため、誰かを殺すという行為に一切の躊躇はない。
身体能力は相当高く魔力も並以上に持っているが、銃が古いため魔導機を搭載出来ず、魔力を使用した魔法戦は出来ない。
が、それを補って余りある“切り札”を持っており、その“切り札”使用時には、LL13相当の実力を発揮する。

マリア・ウォーキンス

「地獄だろうと何処だろうと、クロノと一緒なら何も怖くはありませんよ」

LL:none   age:15   sex:female   another name:none
イデア教の枢機卿を務めるジェーチャー・ウォーキンスの一人娘。
彼女の母は元スラム出身の奴隷であり、既に死去。表向きはジェーチャーが施設から預かった養子ということになっている。
そういった事情もあり父から愛情らしい愛情は受けていない。父親から飾りとして生かされていることを悟っていながら、
それも仕方ないことだと割り切って、それでも自分の生きたいように生きようとする胆力を持つ。
勘に鋭く人の視線や感情の機微には敏感だが、いかんせん世間知らずなので若干天然気味で悪意にも気付かないことが多々ある。
クロノにさらわれた時も動じなかったが、しばらくクロノと生活を共にすることで彼の生き様や考え方に同調し、共感する。
『スコーピオン』の人間に襲われそうになった際クロノに助けられ、それからマリアにとって彼は命の恩人にして愛しい人となった。
以後は二人で命懸けの逃避行を続けているが、好きな人との暮らしは楽しいようで笑顔を絶やすことはない。